EUの排気ガス削減、アウディが150kW充電スピード、450kW充電の事件成功、世界初ソーラーカー、ボーリング社の発表

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December 21st, 2018

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About this Episode

こんにちは!こちらは週刊EVニュース、2018年12月21日、エピソード7番です。

番組休憩のお知らせ:当番組は年末年始休ませて頂きます。今回のエピソードは今年の最後です。次回は1月中旬になる予定です。

今週のニュースは:
※ EU:2030年迄、新車の排気ガスを37.5%ダウン
※ アウディイートロンが150kWで充電可能
※ ドイツ:450kW充電を実現、100キロの走行距離は3分
※ オランダ:世界初ソーラーカーは2020年に発売予定
※ 米国:ボーリングカンパニーのイベント

週刊EVニュースは日本初、日本唯一の電気自動車ニュース番組です。私は軽井沢に住んでるケビン・マヤソンです。世界の電気自動ニュースを紹介します。そして、自分なりに解説したいと思います。

週刊EVニュースは毎週金曜日にアップします。このポッドキャストはアップルポッドキャスト、スポトイファイ、グーグルポッドキャストなどの人気ポドキャストアプリで聴取可能です。または、evnews.jpでも聴取できます。

それでは、始めましょう。

※ EU:2030年迄、新車の排気ガスを37.5%削減

最初のニュースはヨーロッパです。EUが2030年まで新車の自動車の排気ガスを37.5%削減することが決まりました。自動車生産量は多いドイツは30%の削減を狙ってたが、他の国は40%の削減を希望しました。妥協として、37.5%の削減が決定しました。37.5%の削減について、車メーカーのフリート全体に対するターゲットです。排気ガスの多い車を販売したら、電気自動車などの排気ガスのない車も出荷必要になります。

この新しい目標数値の影響により電気自動車がEUで2030年まで大幅に増えると言われています。

ドイツの自動車業界が新基準に対して大きく反発しました。「非現実だ!」等を言われました。ただし、「全く足らない基準だ!」と環境保護団体からさらに厳しい基準を要求しました。確かにそうです。温暖化がどんどん進んでいるので、さらに厳しい基準は必要ですね。

DW: EU strikes deal to slash emissions for new cars
https://www.dw.com/en/eu-strikes-deal-to-slash-emissions-for-new-cars/a-46779612
Guardian: Carmakers criticise 'unrealistic' EU plan to slash vehicle emissions
https://www.theguardian.com/business/2018/dec/18/carmakers-criticise-unrealistic-eu-plan-slash-vehicle-emissions

※ アウディイートロンが150kWで充電可能

近いうちに発売されるアウディのe-tronは非常に早い充電スピードを実現された。アウディの電気自動車のSUVは150kWまでの充電速度を対応しています。ヨーロッパの急速充電機器メーカーがe-tronを実験的に充電してみた結果、バッテリーの30%から80%充電の間、安定的に150kWの充電スピードを実現出来ました。このスピードはイートロンのバッテリーを0%から80%まで可能となりました。ところで、テスラのモデルXの最高充電速度は約120kW、2018年の日産リーフは約40kWしか充電できないです。

今後、さらに早い充電スピードが実現されます。

InsideEVs: Audi e-tron Electric SUV Charges At Sustained 150-kW Rate
https://insideevs.com/audi-e-tron-charges-at-sustained-150-kw-rate/
Electrek: Audi e-tron achieves 155 kW fast-charge rate with impressive full cycle
https://electrek.co/2018/12/18/audi-e-tron-155-kw-fast-charge-rate/

※ ドイツ:450kW充電を実現、100キロの走行距離は3分

次のニュースはドイツです。BMW、ポルシェ、シーメンズ等のドイツ企業団体で世界最速の電気自動車の充電スピードを実現出来ました。「FastCharge」システムはドイツ政府のサポートを受けて、テスラのスーパーチャージャーより3倍以上早いです。たった3分で100キロメートルの走行距離を追加出来る様なスピードです。今回の450kW充電は実現となった車はポルシェのプロトタイプ車です。

今までの最速の充電器はオーストラリアのTritium社の350kW充電器です。

今後、さらに早い充電器のインフラが普及するでしょう。

The Driven: Three-minute recharge achieved by Porsche at 450kW EV charging station
https://thedriven.io/2018/12/14/bmw-porsche-siemens-test-450kw-ev-charging-station/

※ プロモーション:17ヶ所スキー場共通リフト回数券「軽井沢ベースキャンプパスポート」

軽井沢は日本の最上級フォーシーズン・マウンテン・リゾートです。知る人ぞ知る、冬の軽井沢も最高です。軽井沢ベースキャンプパスポートは好評発売中です。21,000円の17ヶ所のスキー場の5日分の共通リフトの回数券、数十ヶ所の軽井沢町内の店で使えるローカルディスカウント「パスポートIDカード」も含まれます。回数券は軽井沢の冬アクティビティ、カーリング、アイススケート、ジャム作り体験などでも使用可能です。1人でも数人でも使えます。1000セット限定販売ですので、早めに「軽井沢ベースキャンプパスポート」をオンラインで検索して、ご注文してください。ウェブサイトで詳しい情報あります:

http://karuizawabasecamp.com

※ オランダ:世界初ソーラーカーは2020年に発売予定、リース大手と契約

次のニュースはオランダです。オランダの電気自動車スタートアップ、ライトイヤー社が2020年に世界初ソーラーカーを発売、オランダのリース大手リースプラン社と独占リース契約をしました。ライトイヤー社はオランダの大学から生まれた太陽光発電システムをベースにしてる電気自動車を一般消費者に世界初発売する予定です。同社の最初のモデル「Lightyear One」のプロトタイプは2019年に公開する予定、2020年にオランダで発売する予定です。

同社のウェブサイトは興味深い計算アプリがついています。つまり、自分の場所を選んで、自分の年間運転キロ数を入れて、そして、自分の平均の充電回数を教えてくれます。例えば、私の場合は長野県軽井沢町と年間8000キロメートルを入力して見ました。その条件でライトイヤーワンは、何と、ゼロ回の充電が必要だそうです。要するに、通常の運転していたら、太陽光発電のみでバッテリーの充電できます。

これは本当であれば、非常に画期的な自動車になるでしょう。

サイトによるとバッテリーのオプションは二つ:400キロメートルの走行距離と800キロの走行距離バージョンです。そして、前輪駆動で、全てのホイールにモーターが付いてるそうです。

ライトイヤー社のスタートアップメンバーはオーストラリアのソーラーカーレースのチームから構成されました。非常に楽しみにこの会社の進行情報を待っております。

Silicon Canals: Dutch car maker Lightyear to launch first solar car in 2020 with LeasePlan Nederland
https://siliconcanals.nl/news/startups/dutch-car-maker-lightyear-to-launch-first-solar-car-in-2020-with-leaseplan-nederland/
Lightyear Corporate Website
https://lightyear.one

※ 米国:ボーリングカンパニーのイベント

最後のニュースは米国です。テスラ社設立者イーロン・マスク氏の別会社「The Boring Company」(ボーリング社)は今週大発表をを行いました。ボーリング社は名前の通り、トンネルを掘削する企業です。同社は単純に本来のトンネルを作るだけではなく、新たな交通インフラを作る予定です。

本来の街の交通インフラは道等の2次元で構成されています。そして、建物などの人が使用するの街の施設は三次元で構成されています。三次元の構成により、人の数はどんどん二次元で構成されている交通インフラをオーバーフローしてしまいます。

ボーリング社の提案は地下の三次元交通インフラであります。トンネルの中に車を走らせて、エレベーターやランプで街中に駅みたいな施設があるようにします。細いトンネルの中に200キロで走る予定で、大都市の渋滞をなくして行こうとの巨大な計画です。

トンネルの交通利用を増やす為にトンネルの掘削コストの削減が必要です。その為に幾つかの改善点を開発しました。一つの分かりやすい例はトンネルの幅を半分にしました。幅半分になったトンネルのコストは3分〜4分の1になりました。

以前、トンネル内で走る為に「スケート」なような専用車両を利用していましたが今回の発表で大きく方向性が変わりました。要するに、細くなったトンネルの中にEVを走らす為に車の前に「ガイドホイール」を付ける様になりました。そのガイドホイールを付けることにより、トンネル内で約200キロの速度で走ることは可能となりました。

トンネルの中に走る車は電気自動車のみです。つまり、排気ガスない車しか走らないからです。

既に米国の幾つかの街の行政から問い合わせが来てると発表されました。

興味深いですよね。発表により、トンネルの掘削業界には50年以上大きいなコストダウンの改善が無かったそうです。今後、ボーリング社が成功したら日本国内にも大きいな影響を与えるでしょう。日本の大都市から道が消えたらより良い街になるでしょう。

The Boring Company Event Webcast
https://youtu.be/nSIzsMlwMUY
The Boring Company Corporate Website
https://www.boringcompany.com

今回の週刊EVニュースは以上です。如何でしたでしょうか。皆さんのフィードバックを是非聞きたいです。evnews.jpのサイトでコメントを投稿するフォームありますので、ご意見とご感想を送って下さい。そして、お願いがあります!ポッドキャストアプリで、是非、このポッドキャスト「週刊EVニュース」を購読して、レビューや星マークの評価などして頂ければ助かります。例えば、アップルポッドキャストでは星マークのランキングも、レビューを書く機能もあります。評価をして頂くとポッドキャストの検索ランクがあがりますので、他の方はこのポッドキャストを見つかりやすくなります。電気自動車の知識が広めると良いと思います。次回のエピソードは来年になります。良い年を!それでは。